低温倉庫のメリット

〜 お米は活きています 〜


←低温倉庫外観
 (平成5年6月導入)


検査を受けた長狭米コシヒカリの

玄米が到着するとすぐに

この倉庫に納められます。

低温で貯蔵する理由は……


ズバリ、お米の美味しさをできる限り保たせる!からです。

古米より新米の方が美味しいですよね?
まず、お米の古米化のしくみを順を追ってお話しします。

@ 常温貯蔵した場合 お米は稲の種子です。
当然、温度・湿度の条件が揃えば呼吸が活発になり、
やがて発芽に向かいます。
A 米の呼吸が活発になる 呼吸が活発になると、米粒に含まれる酵素の化学反応が進行します。
B 酵素がはたらく 反応によって澱粉、たんぱく質、脂質等の成分が酸化・分解されます。
C 酸化・分解 酸化・分解によって次の様に変化します。
  • 澱 粉   ⇒ 米飯硬化
  • たんぱく質 ⇒ 香り低下、外観品質低下
  • 脂 質   ⇒ ペンタナール、ヘキサナール ⇒ 古米臭の原因
D 古米化 粘り・みずみずしさ・光沢・香り が劣化します。

参考:日本米穀小売商業組合連合会「お米マイスター

←低温倉庫内部

上記の表の@の時点で、

温度14℃以下、湿度70〜80%に
保つ低温貯蔵によって、
米の呼吸を抑制し、
古米化を遅らせます。

要するにお米を、生きたまま
眠らせるのです。

←最適な環境でお米が眠っています。

次に精米について


搗きたてのお米は暖かいですよね?
玄米を白米と糠(ぬか)に別ける際、どうしても米が熱を持ちます。

当店は袋詰め後、すかさず低温ショーケースに移動させます。
そうです。目が覚めたお米をすぐにまた眠らせるのです。

つまり、米が眠っている時間ができるだけ長いほど、古米化を阻止できる訳です。

稲刈りから食卓までの米の流通時間のうち、
低温状態の時間の割合が多い方がおいしいのです。


お客様のご自宅での保存方法について


もっともお勧めする保存場所は、冷蔵庫です。
密封容器やパックにいれ、湿度が上がり過ぎない様にして、
野菜室に入れるのが一番!

冷蔵庫にスペースが無いなんて方は、基本的には
直射日光をさけ、風通しの良い冷暗所に置く事をおすすめします。
その際、必ず米びつ等の容器に移しましょう。

当店は、「お米は生鮮食品」だと考えています。
つまり、年に一回しか収穫できない野菜みたいなものです。

いつでも獲れたて…とは言えませんが、獲れたてに近い状態の低温玄米を、
注文ごとに精米した搗きたてなら一年間通してご提供できます。

一度に大量のご購入はあまりお勧めできません。
こまめに搗き立てをご注文される事が美味しさを一定に保つ秘訣です。


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